Mi Save Solo
任地変わったし、そろそろタイトルの「キラキラストーリー」も変えんといかんなぁと思いながらも、なかなかピンとくるもんがない。
7月初旬に、Mi Save Solo(ミサベソロ)という観光局で1番デカいであろうイベントが開催された。Mi Save Soloというピジン語は、英語で言うとI know Solomonである。
イベント内容としては、世界中から旅行関係者やメディア関係者をソロモンに招待して、ソロモンにあるホテルや旅行会社とのビジネスチャンスの場を提供しようという企画である。
今年は、世界中からバイヤー、セラー、メディアの合計75人が集まった。日本人参加者は4人。
ソロモンのことをもっと知ってもらおうということで、ソロモン国内の観光地を巡るツアーも催行された。日本から来られた旅行関係者の方は、マライタ州に2人ウェスタン州に2人参加し、主催者側の私はマライタツアーに同行した。
ソロモン第2の都市マライタも、ソロモン定番の芝生空港である。
まずは文化体験ということで、Gwaunoaという村を訪れた。
茂みの中から急に出てくる。初めての人、ビビる。
歓迎のダンス。
バナナの皮を加工して伝統的な傘を作っている。奇跡的にちょうど雨が降ってきたので使ってみたが、意外と使える。
ソロモン料理。大体は、芋や鶏肉をココナッツミルクで煮込んだミルキムと呼ばれる料理が多い。めちゃくちゃ美味い。
ソロモンのパンパイプはいつ聴いても素晴らしい。
Langa Langaへ移動。Langa Langaはソロモンでも有名なラグーンが広がる。
相変わらずの歓迎。Gwaunoaでみんなもう体験済みなので、ビビらない。残念。
マライタには、シェルマネーという面白い文化があり、貝で作った装飾品を貨幣の代りとして使用する。現在では、結婚する際に夫から妻に渡されることが一般的である。その金額は貝の色や種類、大きさによって異なる。
シェルマネー作成の過程。
最終的にこんな感じになる。
で、奥さんこんな感じになる。
その他には、州都アウキ内のホテル調査、食事処、店、マーケット巡りを行った。
なんと!この翌週には日本人ツアーが催行され、日本から10人の観光客がマライタを訪れた。個人でマライタを訪問する人はいるが、恐らくこれが日本の旅行会社主催のマライタ州初のツアーである。
マライタからホニアラに帰ってきてから翌日、いよいよミサベソロがソロモン国立大学で開催された。
当日は、朝からこんな感じで受付案内。
バイヤーとセラーのやり取り。
日本ツアーで活かせそうな情報を入手する。
日本人と一緒に話を聞く。自分の勉強にもなる。
夜はジンジャービーチと言われる野外広場で、祝賀会が開催された。
かわいそうに、蚊にかまれた人も多かったであろう・・・。
多くの人は翌日に自国に帰国した。
ホニアラはキラキラと流れている時間があまりに違い過ぎて、ソロモンにもこんなしっかりした世界規模のイベントを開催できる組織もあるんやなー、と新たな発見になった。
ボランティアとしてソロモン観光の役に立てているかと言われるとまだ何とも言えないが、旅行関係に携われることをとても幸せに感じて毎日活動させてもらっている。