活動のまとめ~キラキラ編~
早いものでソロモンでの生活は残り約20日間である。
20日後には日本・・・。楽しみな気持ちと、ソロモン終わりかぁって気持ちと、コロナウィルス怖いなぁって気持ちと、色々と複雑である。
長かったようで短かったような。でもやっぱり長かったような。
簡単にだが、自分がこれまでソロモンで何をしてきたのかをそれぞれの配属先毎にまとめたいと思う。
最初の配属先、マキラウラワ州キラキラにあるキラキラ水産センター。
大まかな要請内容としては、センターの財務会計管理に関する指導や商業化の推進である。
要請内容と実際に自分が感じた現地のニーズを組み合わせ、作成した活動計画が以下の通りであった。
<活動目標>
①キャッシュフローの把握
②管理台帳の作成
③管理台帳使用マニュアルの作成
④毎月の収支報告書の作成
⑤魚類買取及び代行販売による売上30%増
⑥B/S, P/Lの作成
⑦3ヶ月に1回、村への訪問販売
⑧ティラピア養殖事業の普及
⑨漁師へのライセンス発行等の組織化
など
各々具体的な活動計画は細かくあるが、ざっくりとは以上の通りである。
①活動が始まっても現地語のピジン語もろくに話せるはずもなく、まずは同僚の仕事の観察や、計画書やら予算書やらを読みながら現状把握を行った。以前のブログでも触れたが、ボランティアとはいえ自分から動かないと誰も指示してくれないし教えてもくれない。これはホニアラに任地変更しても変わらないことだったので、それをここで学べたことはよかった。
②③④管理台帳の作成とマニュアルの作成を行った。
これを作ることにより、収支バランスが目に見える形で表れるため、同僚からは高評価だった。どれくらいの売上があり、経費がいくらかかったのかがひと目でわかるため、職員の仕事に対するモチベーションの向上にも繋がったので作ってよかったと思った。
台帳のデータを引っ張ってきてグラフ化し、毎月の収支報告書も作成した。
管理台帳
収支グラフ。
これを加工して打ち出して、毎月の収支状況を把握
同僚はパソコンが使えなかったため、Excelの使い方を一から教えた。
ソロモンでは職場に自分の子どもを連れてくることはよくある。私が知る限りでは。
⑤魚類買取及び販売は目標の30%を達成できる前に任地変更してしまったので結果はわからない。
活動としては、キラキラまで来れない近隣の島の漁師のもとへ魚を買い取りに行き、その魚をキラキラに持って帰ってきてセンターで代行販売していた。
買取へGOー
買取風景
冷凍してセンターで販売
キラキラ以外にある水産センターの杮落とし的なイベントに、日本人代表として参加させてもらった。
その他⑥~⑨の活動予定は、任地変更によるキラキラでの活動期間短縮のため実施することができなかった。とても残念である。
このブログでは紹介しきれないくらい、多くの事を経験させてもらった。何よりもキラキラでは、言葉だけでなく、ソロモンの生活習慣や食生活、人との距離感、ソロモン人の性格、笑いのツボ、家族との繋がり(ワントク)、宗教の身近さ、文化など多くの事を学べたことは、今後ホニアラに任地が変更になっても役に立つことだらけだった。ソロモン人を理解すること、自分自身を理解してもらうことなど、残りの期間、活動や生活していく上で必要なことを学べたように思う。
ホニアラ編に続く。