Village Stay
7月20日~23日の3泊4日でガダルカナル島のビサレという村でヴィレッジスティをしてきた。
感じたことは・・・日本は恵まれてるなー。
今回はちょっと長くなるが、記憶に残る出来事TOP3を発表したい。
が、この内容は、ソロモンの全てのヴィレッジがこのような生活をしているわけではないので、そこはご理解いただきたい。
No.①
【これ、トイレ?】
日曜日に教会に行った時に用を足したくなった。
近くにいた子どもにトイレの場所を聞くと、「こっちにあるぜ!」とのこと。どうやら、継ぎ合わせのスカスカの板に藁を被せただけの小屋がトイレのようである。中に入ると、予想通り虫たちの住処である。便器は2つあり、ひつとはゴキブリとトカゲがうじゃうじゃ、もうひつとはウジ虫が大量発生。ドアも仕切りもなく、ハチとハエがブンブン。
「ここトイレよね?」
「そうだよ!」
「みんなここ使ってるの?」
「もちろん!」
「おっけ・・・」
そもそも海がトイレという村も結構多かったので、トイレがあるだけでも幸せかな。
No.②
【電気・ガス・水道がない。】
電気はというと、ソーラー蓄電器のようなものがあり、日中に太陽光を充電し、夜に豆電球を使用している。雨の日は充電がたまらない。ケータイの充電もなかなか貴重な電気である。ってか、そもそもケータイは常に圏外である。
早寝早起きで、電気無しケータイ無しの生活もなかなか悪くないな。
ガスはないので、毎日BBQ風。みんな近所の人達と協力して調理しており、なかなか楽しそうである。やっぱりコミュニティの中で助け合って生活していくことは楽しいし大切やな。
水は、川の水だったりレインタンクと呼ばれる雨水を貯めたタンクの水を生活用水として使用している。特に川の水は冷たくて美味である。下痢にもならなかったので、恐らく綺麗な水なのだろう。
シャワーは一応完備していただいていたが、水がチョロチョロ。シャワー浴び終わる気がしないので、結局外にある蛇口で水浴び。もちろんお湯なんてでないので、雨が降った日はめっちゃ寒い。
水は大切に使わんといかんな。
No.③
【みんな優しい。】
ホストファミリーが首都のホニアラまで迎えに来てくれた。片道約1.5時間である。
村で1人ぶらぶらしていると、「一緒に散歩しようぜ!遊ぼうぜ!海に行こうぜ!」と誘ってくれる。
会う人会う人に、「ソロモンはどうだ?ご飯は慣れたか?夜は治安が良くないから気をつけろよ!」等々声を掛けてくれる。
「お前ここで待ってろ!」と言って、ココナッツの木に登って採ってきてくれる。結構な高さがあるのに、なんともたくましい。
ちょうど地域のカスタムフェスティバルが開催されており、「あれがあの村のカスタムで・・・、あの方言はこういう意味で・・・、あれがあれで・・・」とめちゃくちゃ説明してくれる。いきなり隣に立ってきた初対面の人である。
村のキッズ達数人からは、JAPAN!と呼ばれていた。何度も名前を教えたけど、最後までJAPAN!だった。
ソロモン人にとっては、JICAボランティアだろうとなんだろうと日本人は日本人なので、日本の名に恥じない活動をしなければなと、改めて身が引き締まる思いになった。
このような貴重な体験をさせていただくまでに、スティ先を調整してくださった調整員や受け入れてくださったホストファミリーをはじめ、多くの関係者に感謝したい。
Tanggio tumas!!
村近くの学校。サッカーの試合があっており、ネットがないサッカーゴールでPK戦をしていた。
左から、我が居室、キッチン、ホストファミリーの家。
散歩道。
海辺で籠を編む少年。
ココナッツを採ってくれた少年たち。
カスタムフェスティバル。
JAPAN!と呼んでいた子ども達。
JAPAN!と呼んでいた子ども達②。